トップメッセージ
ホールディングス体制で実現する
ビューティコンソーシアム構想と
2030年への飛躍
コーセーグループは、2026年の創業80周年を機に、中長期ビジョン「Vision for Lifelong Beauty Partner ― Milestone 2030」を一層加速するため、ホールディングス体制へ移行します。まず、持株会社がグループ全体の経営戦略立案、シナジー創出、監督・ガバナンスを担い、事業会社が迅速な事業執行と競争力強化に集中することで、より機動的で強靭な経営基盤を構築していきます。
この新体制で重要となるのが、持株会社の「求心力」と事業会社の「遠心力」です。「求心力」とは、創業以来80年受け継がれてきたオーナーシップに裏打ちされたぶれない経営観に、コーセーホールディングスが担う精緻な戦略性とガバナンスを加え、グループを統率していく力です。一方、「遠心力」とは、コーセー、アルビオン、タルト、ピューリなどの事業会社が保有する多様なブランドが、それぞれの市場で独自性と創造性を発揮し、顧客価値の最大化を推進していく力を指します。当グループは、軸をぶらさない持株会社の経営戦略のもと、事業会社のブランドがそれぞれ独自の個性を発揮し、この二つを高い次元で両立させることを、今後の成長戦略の中核に据えています。
さらに、こうした考え方に基づき、ホールディングス体制ではグループ全体での「協同」と「共創」を一段と進化させます。各社が個別に取り組んできた機能を連携させ、サプライチェーン、マーケティング、デジタル、バックオフィスなど共通性の高い領域を横断的に最適化することで、重複や分断を見直し、ムリ・ムダ・ムラを低減します。そして、こうして築かれた「稼ぐ力」をもとに生み出されたリソースを、スキンケアやメイクアップなどの製品開発はもちろん、グローバル市場やウェルネス、新たなビューティ体験といった将来に向けた成長領域に投資することで、持続的な成長軌道を確実なものにしていきます。
コーセーグループは、創業80周年を次の100年への新たなスタートラインと位置づけ、「ビューティコンソーシアム構想」の実現を力強く進めてまいります。多様なブランドとパートナーが有機的につながり、互いを高めあうことで、人々の人生のあらゆるシーンで新しいビューティ体験を提供するプラットフォームへと進化していきます。ぶれない「求心力」と力強い「遠心力」の両輪をスピーディに発揮し、世界中のお客さまの生涯の「Beauty Partnership」として、豊かな未来をともに創造していきます。
㈱コーセーホールディングス 代表取締役社長 小林一俊